育休は、大変さも幸せも想像を超えてきました。入る前に抱いていた期待や不安は、実際にやってみるとどう変わったのか。パパ目線で、ビフォー(想像)→アフター(現実)→学び(次に活かす)の順でまとめます。
育休中のお酒問題:我慢できる?実際どうだった?
想像(Before)
我慢できるだろうかという不安。普段は夫婦ともにお酒は大好き。
妊娠中はできる限り我慢しつつも、妻の「飲んでいいよ」に甘えて、週2回ビール1本くらい。
現実(After)
出産後に飲んだのは、娘と夏祭りのときくらい。思ったより“飲まない選択”は自然にできた。
もちろん飲みたいとは思うし、妻も飲んでいいよと言いてくれるけれど、飲んだら抱っこするのが危ないかな、沐浴するのは危ないと自然とブレーキ。
学び(Tips)
・自分の役割を考えると飲んでいられないなと、我慢というより当然の選択になり、あまりストレスにも感じない。
・どうしても飲みたい時は、沐浴などやるべきことを先に済まし、ママも余裕がある日に少しだけ。
・“飲まない代わり”にノンアルや炭酸水を常備しておくと、満足度が落ちにくい。

来月、大好きなイタリアンランチで、妻と一緒に乾杯する約束。今から楽しみです!
夜の対応:体力崩壊の記憶は塗り替えられるか

想像(Before)
1人目のときは夜間対応でヘロヘロ。翌日、身体が動かなかった。夜の授乳を続けられるだろうか。
現実(After)
挑戦したが、案の定、次の日に家事をするのが辛すぎた。
母乳をメインに考えていたため、妻は夜も定期的に搾乳をする必要があった。
結局は起きるからと、そのタイミングで授乳まで担当。僕は上の子と就寝する流れができた。
ママは翌日の日中、基本的に家事はやらずゆっくり休んでもらうようにして、バランスをとった。
学び(Tips)
・“役割の時間割”を決めると迷いが減る(例:夜は妻⇄赤ちゃん/僕⇄上の子)。
・「どちらも全部やる」より「それぞれが確実にやる」の方が家庭は回る。

夜の対応の方が絶対にしんどいので、今後夜泣きなど、授乳とは別の理由に変わったらパパの出番だと心得ています
お金:計画は大事、でも現実は想定外が起きる
想像(Before)
入念に計算し、貯蓄も準備。これで大丈夫のはず。
現実(After)
出費は予想以上。だけど、事前の試算と貯蓄クッションで致命傷は回避。※給付金は入金が遅れがちなので余裕を持った貯蓄をしておいてよかった。
出費は減ることを想定していたが、赤ちゃん用品の購入など、減るどころか出費は増えた。
学び(Tips)
・“固定費の見直し+3ヶ月分の生活費+出産費用”を先に確保。
・出費の増加は「赤ちゃん用品・外食・光熱費・交通費」が増加傾向。でも節約より快適性を選択。
上の子のケア:なんとかなる?じゃ、足りない
想像(Before)
赤ちゃん返りはするだろうけど、しっかり対応すればなんとかなるでしょ。
現実(After)
想像以上に大変。ママはホルモンバランスの乱れと娘からの”嫌い発言”に涙する場面も。
上の子の「ママを独占したい」気持ちは、そんな簡単に”解決”できない。
学び(Tips)
・“専用タイム”を先にカレンダー化(例:毎週◯曜は上の子と2人時間)。
・「ママに頼りたい気持ち」を否定せず受け止める→そのうえで代替の楽しみ(パパとの特別任務)を用意。

赤ちゃん返りに対してどう対応したのかはこちらの記事をご覧ください。
育休1年:長すぎる?に対する答え
想像(Before)
仕事をしていた方が楽と言う同僚が多いし、職場のママさんからは、パパがいても・・・という声をよく聞いていた。
妻からも「1年は長すぎない?家事育児でイライラしない?」という心配の声。
現実(After)
まだ2ヶ月しか経っていないものの、1年の選択は間違っていなかった。
妻からも「1年取ってくれて本当によかった。半年前提じゃ足りなかった」と言ってくれるまでに。心の余裕が1人目と全然違うと言ってもらえた。
学び(Tips)
・“パパとママの姿勢次第。お互いに相手を尊重し、親としての自覚が共にあれば2人で育児・家事をする方が、体力的にも精神的にも楽に過ごせる。
ひとり時間:意外と確保できた
想像(Before)
1人時間はゼロになるかも。読書もできず、ヨガも行けずでイライラしないか不安。
現実(After)
パパが3食作り、掃除、洗濯をしても、隙間時間は生まれる。日中はママが寝室でお昼寝、赤ちゃんとリビングで過ごす。
赤ちゃんが寝ている時間も長く、お昼寝中にこうしてブログ執筆もできている。
お互いにリフレッシュする時間を先に確保することで、趣味の時間も作れた。
学び(Tips)
・(赤ちゃんは隣で寝ている)ひとり時間の確保は意外とできる
・来週の予定を夫婦ともに先出しし、お互いの予定を尊重

夫婦のひとり時間の確保術は前回の記事をご覧ください
赤ちゃん対応:不安は自信に変わる
想像(Before)
赤ちゃんの泣き声にイライラしてしまったりしないだろうか、沐浴など安全に対応できるだろうか。
現実(After)
上の子が赤ちゃんの頃は、「明日の仕事に響く」と夜寝れなかったり、泣き声にストレスを感じてしまうこともあった。
一方で今回は、育休中でこれが仕事と思うことで、長時間の黄昏泣きも余裕を持って対応できた。
もちろん泣きやまない時間はきついけれど、越えた先にそれ以上の“かわいい”が待っている。本当に毎日”かわいい”が口癖。
学び(Tips)
・育児=仕事は予想以上に心の余裕を作る
・ミルクでいいのなら、例えば1週間、赤ちゃんと2人だけでも楽しく過ごせる自信がある。

直接の授乳以外は、パパも全部できる
まとめ:育休は全てが想像を超えてくる
- 大変さも幸せも想像以上に時間できる
- 夫婦のお互いへの思いやりと尊重が、全ての基礎になる
- 1年という“余白”が、心の余裕を作る
- 赤ちゃんよりも”赤ちゃん返り”の方が大変

1年は難しいかもしれないけれど、夫婦で全力で育児に向き合った経験は、きっと人生の宝物になると思います。